【知財(商標権):商標権侵害差止請求控訴事件/知財高裁/ 27・9・9/平26(ネ)10137】控訴人:興和(株)/被控訴人:小林化工( 株)

事案の概要(by Bot):
本件は,別紙商標権目録記載の商標権(以下「本件商標権」といい,本件商標権に係る登録商標を「本件商標」という。)を有する控訴人が,原判決別紙被告標章目録記載1ないし3の各標章(以下,これらを総称して「被控訴人各標章」という。)を付した薬剤(以下,これらを総称して「被控訴人各商品」という。)を販売している被控訴人に対し,当該販売行為は本件商標権を侵害するものであると主張して,本件商標権に基づき,被控訴人各商品の販売の差止め及び廃棄を求める事案である。原審は,被控訴人各商品に付された被控訴人各標章は,商標としての自他商品識別機能又は出所表示機能を果たす態様で使用されているということはできず,被控訴人各標章の表示は商標的使用に該当すると認めることができないとして,控訴人の請求をいずれも棄却したことから,控訴人はこれを不服として本件控訴を提起した。なお,控訴人は,原審において,後記の分割前の商標権に基づく被控訴人各商品の販売の差止め及び廃棄を求めていたところ,原審の口頭弁論終結後に当該商標権の分割を申請し,登録された。控訴人は,当裁判所に対しては,当該分割後の本件商標権に基づく被控訴人各商品の販売の差止め及び廃棄のみを請求して,不服申立 てをしており,したがって,分割後の本件商標権以外の商標権に基づく差止め及び廃棄請求については,当審の審理の対象となっていない。

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/310/085310_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=85310