【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平30・9 10/平29(行ケ)10213】原告:(株)三共/被告:特許庁長官

事案の概要(by Bot):
本件は,特許出願の拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,拒絶査定不服審判請求と同時にする補正の却下に当たり拒絶理由通知を行わなかったことによる手続違背(以下,「拒絶理由通知欠缺による手続違背」という。)の有無,独立特許要件違反の判断(新規性・進歩性判断)の誤りの有無である。

発明の要旨(By Bot):
本件拒絶査定前補正後の特許請求の範囲の請求項1記載の発明及び本件補正後の特許請求の範囲の請求項1記載の発明は,次のとおりである(なお,分説のための符号は,審判合 議体において付したものである。)。
(1)本願発明
【請求項1】
A各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え,B前記可変表示部を変動表示した後,前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し,該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて,C有利状態に制御するための有利量を付与することを決定する有利量付与決定手段と,D付与された有利量を消費することによって前記有利状態に制御する有利状態制御手段と,I前記有利状態中において特定演出を実行する特定演出実行手段と,J前記有利量付与決定手段により有利量を付与することが決定された旨を前記特定演出とは異なる特別演出を実行することで報知する有利量付与報知手段とを備え,K前記有利量付与報知手段は,前記有利量付与決定手段により有利量を付与することが前記特定演出の実行中に決定されたときには,当該特定演出の終了後に前記特別演出を実行する,スロットマシン。 (2)本願補正発明
【請求項1】
A各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え,B前記可変表示部を変動表示した後,前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し,該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて,C有利状態に制御するための有利量を付与することを決定する有利量付与決定手段と,D付与された有利量を消費することによって前記有利状態に制御する有利状態制御手段と,E前記有利量付与決定手段により決定された有利量の付与を前記有利状態中において報知可能な特定演出を実行する特定演出実行手段と,F前記有利量付与決定手段により決定さ(以下略)

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/988/087988_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=87988