【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・5・30/平22(行ケ)10204】原告:エヌエスケー,ヨーロッパ,リミテッド/被告:特許庁長官

裁判所の判断(by Bot):
(1)上記のとおり,本願発明は,自動車の水ポンプと共に用いるための軸受組立体について,従来の軸受組立体よりも長い動作寿命を得るため,シャフト又はスピンドルを第1回転軸受及び第2回転軸受で保持し,第1回転軸受については,ボールが互いに接触するように必要数が配置された,総玉軸受を用いるとともに,第2回転軸受については,ボールが保持器で間隔を空けて離された軸受を用いるとの構成を採ったものである。
 この点,甲1には,「本発明のウォータポンプ用複列玉軸受の場合には,玉の数を多くする分,負荷容量を増大させて,大きなラジアル荷重が加わる条件下でも十分な耐久性を確保できる。」(段落【0009】),「本発明のウォータポンプ用複列玉軸受に於いては,上記第一の外輪軌道10bと上記第一の内輪軌道13との間に設ける玉15,15の数(図示の例では9個)を,上記第二の外輪軌道11と上記第二の内輪軌道14との間に設ける玉15,15の数(図示の例では6個)よりも多くしている。」(段落【0011】),「本発明のウォータポンプ用複列玉軸受の場合には,上記プーリ6側に存在する第一の外輪軌道10bと第一の内輪軌道13との間に設けられ,上記プーリ6から回転軸3に加わるラジアル荷重のうちの多くを受ける玉15,15の数を多くする分,負荷容量を増大させる事ができる。」(段落【0014】)と記載されている。上記のとおり,甲1には,自動車の水ポンプと共に用いるための軸受組立体について,軸受に大きな荷重・面圧が作用するとき,軸受の耐久性を向上させるために,ボールの数を多くしてボール1つ当たりの荷重を軽減する技術が開示されているところ,ボール1つ当たりの荷重を更に軽減するため,或いは,保持器付き軸受ではボール1つ当たりの荷重が過大になるおそれがある場合に,ボールの数を多くする手段の1つとして,周知(以下略)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110531132100.pdf



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