事案の概要(by Bot):
本件は,フィリピン共和国(以下「フィリピン」という。)の国籍を有する外国人として本邦に上陸した控訴人が,名古屋入国管理局(以下「名古屋入管」という。)入国審査官から,出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」という。)24条4号ロに該当する旨の認定を,名古屋入管特別審理官から,上記認定に誤りがない旨の判定を受けたため,法務大臣に対し異議の申出をしたところ,法務大臣から権限の委任を受けた名古屋入国管理局長(以下「名古屋入管局長」という。)から,控訴人の異議の申出は理由がない旨の裁決(以下「本件裁決」という。)を受け,引き続き,名古屋入管主任審査官から退去強制令書発付処分(以下「本件退令発付処分」という。)を受けたため,控訴人が日本国籍を有すると主張して,本件裁決及びこれに基づく本件退令発付処分の取消しを求めた事案である。原審は,本件裁決及び本件退令発付処分にはいずれも違法がないとして控訴人の請求を棄却したことから,控訴人が控訴した。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20120622121030.pdf
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