事案の概要(by Bot):
1 前提事実(当事者間に争いがない又は後掲各証拠及び弁論の全趣旨により認定できる。)
(1)当事者
原告は,電気設備,制御機器,電子材料等を製造販売する会社である。被告は,ネットワーク機器等を製造販売する会社である。
(2)原告の有する特許権
原告は,以下の特許に係る特許権を有する。
特許番号 2530771号
発明の名称 送受信線切替器
出願年月日 平成3年7月8日
登録年月日 平成8年6月14日
特許請求の範囲
【請求項1】IEEE802.3規格の10BASE-Tに準拠するツイストペア線を使用したネットワークにおいて,MAU又はDTEに接続される送受信線を切り替えるための切替器であって,信号線の接続を検査するために送信器から受信器に伝送されるリンクテストパルスを検出するリンクテストパルス検出手段と,リンクテストパルス検出手段の検出結果から送信線か受信線かを判断して信号線を切り替える信号線切替制御部とを備えることを特徴とする送受信線切替器。
(3)構成要件の分説
本件特許発明は,以下のとおり分説することができる(なお,後記のとおり,構成要件Cの分説については当事者間で争いがあり,以下の分説は原告の主張に沿ったものである。)。
A IEEE802.3規格の10BASE-Tに準拠するツイストペア線を使用したネットワークにおいて,MAU又はDTEに接続される送受信線を切り替えるための切替器であって,
B ①信号線の接続を検査するために送信器から受信器に伝送されるリンクテストパルスを検出する②リンクテストパルス検出手段と,
C ①リンクテストパルス検出手段の検出結果から送信線か受信線かを判断して②信号線を切り替える③信号線切替制御部とを備えることを特(以下略)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20111102093507.pdf
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