事案の概要(by Bot):
1 控訴人(一審原告)は,中国遼寧省大連市の出身であり,大連工学院(現大連理工大学)卒業後,広島大学工学部に派遣され,工学博士号取得後,平成4年(1992年)に被控訴人会社(一審被告)に入社し,同社の研究所(広島市所在)を中心に勤務していた者である。
2 本件は,従業者たる控訴人が使用者たる被控訴人に対し,平成16年法律第79号による改正前の特許法35条(以下「旧35条」という。)3項に基づき,控訴人が被控訴人会社の職務として平成5年(1993年)から平成12年(2000年)にかけて発明し被控訴人に譲渡した下記①〜⑧の各発明(本件各発明及び本件各ノウハウ)の譲渡対価金の一部である23億8960万円とこれに対する平成21年10月2日(訴状作成日)までの民法所定年5分の割合による遅延損害金の一部である6億6020万円の合計30億4980万円の支払を求めた事案である。
①本件発明1
・発明の名称「注水発泡脱揮方法及び装置」
・特許番号第2771438号(登録日平成10年4月17日)
②本件発明2
・発明の名称「注水発泡脱揮方法及び装置」
・出願公開番号特開平10−249913号
③本件発明3
・発明の名称「二軸スクリュ押出機における押出量,圧力差,スクリュの回転速度,及びスクリュ流路内の充満長さの間の関係を推算する推算方法,並びに二軸押出機におけるスクリュのスケールアップを含む設計方法」
・出願公開番号特開平11−245280号
④本件発明4
・発明の名称「樹脂中の水溶性不純物の洗浄方法及び洗浄装置」
・特許番号第3261334号(登録日平成13年12月14日)
⑤本件ノウハウ1
・「脱揮用のものを含むポリマー加工用二軸押出機に関するスクリュ設計ノウハウ」
⑥本件ノウハウ2
・「多段ベント押出機の脱揮モデルに基づくベント式押出機設計ノウハウ」
⑦本件ノ(以下略)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20111011114713.pdf
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