【知財(特許権):特許権差止請求権本訴事件,損害賠償等請求反訴事件/東京地裁/平22・9・17/平22(ワ)18769等】本訴原告:ベクトリックス(株)/本訴被告:(株)フカサワ

事案の概要(by Bot):
1本訴事件は,本訴原告(反訴被告。以下「原告」という)が,本訴被告1(反訴原告。以下「被告」という)に対し,①被告が有する雄ねじ部品に関する後記2(2)の特許につき,被告が原告に対して特許権侵害に基づく差止請求権を有しないことの確認を求めるとともに,②被告が原告の取引先に対して原告の販売する製品が上記特許権を侵害する旨告知したことが不正競争防止法2条1項14号の不正競争に該当するとして,同法4条及び民法709条に基づき,損害賠償金3397万4752円及びうち1392万3540円に対する訴状送達の日の翌日である平成20年7月12日から,うち2005万1212円に対する請求の趣旨拡張の申立書送達の日の翌日である平成22年2月10日から,いずれもその支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
反訴事件は,被告が,原告に対し,原告が販売する製品が上記特許権の技術的範囲に属すると主張して,特許法65条1項後段に基づく実施料相当額の補償金88万3327円及び特許権侵害の不法行為(民法709条,特許法102条2項)に基づく損害賠償金164万6140円の合計252万9467円及びこれに対する支払催告における支払期限の翌日で不法行為の後である平成20年1月21日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。

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