事案の概要(by Bot):
本件は,原告が,別紙被告商品目録記載の各商品(以下,併せて「被告商品」という。)について,別紙原告商品目録記載の各商品(以下,併せて「原告商品」という。)の形態を模倣しているから,不正競争防止法2条1項3号に該当するなどと主張して,?被告会社に対し,同法3条1項に基づく差止請求権として,被告商品の製造,譲渡,販売等の禁止,?同条2項に基づく廃棄請求権として,被告商品の廃棄,?被告らに対し,同法4条及び不法行為に基づく損害賠償9391万4788円(逸失利益8891万4788円と弁護士費用500万円の合計額)の一部である5627万1781円(附帯請求として不法行為の後である平成24年3月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金)の連帯支払を求めた事案である。
1 前提事実(当事者間に争いがない。)
(1)当事者
原告は,小物の製造販売を行う株式会社である。被告会社は,小物の製造,販売,卸を行う株式会社である。被告Aは,被告会社の代表取締役社長である。
(2)原告商品
原告は,平成21年12月から平成22年10月までの間,原告商品を合計12万7373個販売した。原告商品の販売状況は,別紙原告商品の販売状況一覧のとおりである。被告会社は,平成21年12月から平成22年5月までの間,原告商品の
3販売元として,原告から原告商品を購入した上で,雑貨量販店等の小売事業者に対して販売を行っていた。原告商品の構成は,別紙原告商品目録記載3の構成(同目録別添写真目録及び図面を含む。)のとおりである。原告商品は,電気マッサージ器としても携帯ストラップとしても使用できるものであった。
(3)被告商品
被告会社は,平成22年5月から,原告商品の取扱いを中止し,被告商品を合計14万0624個販売した。被告商品の構成は,別紙被告商品目録記載3の構成(同目録別添写真目録及び図(以下略)
(PDF)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130726100718.pdf
(裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=83425&hanreiKbn=07