事案の概要(by Bot):
本件は,「放電ランプ」についての原判決別紙意匠公報1及び2の各意匠権を有する控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人による原判決別紙被告製品目録1及び同2記載の各製品(以下「被告各製品」という。)の製造販売等が,上記の各意匠権を侵害すると主張して,意匠法37条1項及び2項に基づき,被告各製品の製造販売等の差止め,廃棄を求めるとともに,上記の各意匠権侵害の不法行為に基づき,損害賠償金8467万2400円及びこれに対する不法行為の後の日である平成23年1月23日から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。原審は,被告各製品に係る意匠は上記の各意匠権に係る意匠と類似しないとして,控訴人の請求を棄却したため,控訴人が控訴した。なお,控訴人は,原審において,被控訴人による被告各製品の製造販売等が控訴人が有する特許第4537488,4573311号の各特許権を侵害すると主張して,被控訴人に対する特許法100条に基づく被告各製品の製造販売等の差止め・廃棄請求及び特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求を追加する訴えの追加的変更を申し立てたが,原審はこれを「これにより著しく訴訟手続を遅延させることとなるとき」(民訴法143条1項)に当たるとして却下した。そして,控訴人は,当審においても同様の訴えの追加的変更を申し立てたが,当裁判所もこれを却下した。その後,控訴人は,当審第2回口頭弁論期日において,上記特許権侵害に係る訴えの追加的変更の申立てを取り下げ,被控訴人はこれに同意した。以下,略称は,本判決で示すものを除き,原判決のものによる。
(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/343/084343_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=84343