事案の概要(by Bot):
本件は,原告が,被告に対し,被告による被告各製品の製造販売等が原告の特許権の侵害に当たると主張して,特許法100条1項に基づく被告各製品の製造販売等の差止め並びに特許権侵害の不法行為(民法709条,特許法102条2項)に基づく損害賠償金8億2500万円及びこれに対する不法行為の後の日(訴状送達日の翌日)である平成25年4月5日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。 1前提事実(当事者間に争いのない事実並びに後掲の証拠及び弁論の全趣旨により容易に認められる事実)
(1)当事者
原告は,エアシリンダ等の空気圧作動機器,電磁弁等の空気圧制御機器,エジェクタ等の真空機器等の製造販売を業とする株式会社である。被告は,空気圧機器,自動制御機器等の製造販売等を業とする株式会社である。 (2)原告の特許権
ア原告は,次の特許権(以下「本件特許権」という。)を有している。
特許番号 第3866025号
発明の名称 吸着搬送装置およびそれに用いる流路切換ユニット
出願日 平成12年9月6日(特願2000−269677号)
登録日 平成18年10月13日
イ本件特許権の特許請求の範囲
請求項3の記載は,次のとおりである(以下,この発明を「本件発明」といい,その特許を「本件特許」と,その特許出願の願書に添付された明細書及び図面(ただし,後記エの補正後のもの)を「本件明細書」という。)。「上下動部材の先端に設けられた吸着具の吸着面にワークを吸着させてワークを搬送する吸着搬送装置に使用する流路切換ユニットであって,正圧源に正圧流路を介して連通する正圧供給ポート,前記吸着具の着脱路に連通する出力ポート,真空源に真空流路を介して連通する真空供給ポート,前記着脱路に連通する真空ポート,および大気に開放され大気を前記着脱路に供給するとともに前記正圧供給ポートからの正圧(以下略)
(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/381/084381_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=84381