事案の概要(by Bot):
本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,手続違反の有無(判断の遺漏),進歩性,新規性判断の当否である。
発明の要旨(By Bot):
本件特許の特許請求の範囲請求項1ないし5に記載された発明(本件発明)は次のとおりである。
【請求項1】畳床の一面に畳表を四辺に余部を残して接着し,余部を他面に折り返して接着した縁なし畳において,余部をホットメルト糊によって畳床の側面は全高にわたって非接着状態に残して接着したことを特徴とする縁なし畳。【請求項2】余部のコーナーを,畳床の厚み分だけは畳床の辺と平行にカットするとともに,
それを過ぎると,約45°の斜め方向にカットした請求項1の縁なし畳。【請求項3】余部の畳床の辺と平行にカットした中に若干の非カット部分を残し,この非カット部分または適宜畳表の小片を継ぎ足して畳表が畳床のコーナーの稜線で口を開けた部分に押し付けて接着剤で固定した請求項1又は2の縁なし畳。【請求項4】請求項1〜3いずれかの縁なし畳の製造方法であり,この製造方法が,畳床の一面に畳表を四辺に余部を残して接着し,この余部にホットメルト糊を塗布して畳床の他面に折り返し,折り返した余部を畳床の側面を規制しながら熱加圧してホットメルト糊を溶解させるとともに,熱加圧した個所に冷風を供給してホットメルト糊を冷却して接着を完成させることを特徴とする縁なし畳の製造方法。【請求項5】ホットメルト糊が,パウダー状,フィルム状,ネット状,メルトガンに収容されたもの,のいずれかである請求項4の縁なし畳の製造方法。
(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/518/084518_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=84518