【知財(不正競争):損害賠償等請求事件/東京地裁/ 平26・11・20/平25(ワ)25367】原告:甲/被告: (株)宮入バルブ製作所

事案の概要(by Bot):

本件は,原告が,被告は,原告から開示を受けた容器用弁(以下「バルブ」という。)の設計図について,そのバルブの形態を模倣したバルブを 製造,販売し,不正の利益を得る目的で,原告の営業秘密である上記設計図を使用して,原告の営業上の利益を侵害したなどと主張して,被告に 対し,不正競争防止法2条1項3号又は7号,3条に基づき,バルブの製造,販売,無償配布及び第三者への引渡しの差止め並びに廃棄を求めるととも に,,のほか,そのバルブのデザインを盗用し,これらにより損害を受けたと主張して,被告に対し,同法4条又は民法709条に基づき,被告 が受けた利益の額に相当する損害408万円と弁護士費用に相当する損害40万円合計448万円及びこれに対する不正競争又は不法行為の後である訴状送 達の日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。1前提事実(当事者間に争いがないか,後掲の証拠及 び弁論の全趣旨により容易に認めることができる事実)被告は,バルブの製造及び販売等を営む株式会社であり,原告は,平成20年11月1日から平 成21年6月25日までの間,被告に従業員として勤務していた。原告は,かねてからベトナム国内でのバルブ製造業務への関与を希望していたが,被 告からベトナムのバルブメーカーであるMINHHOAVALVEFACTORY(以下「ミン・ホア社」という。)への案内を依頼され,平成23年12月10日から13日 までの間,被告担当者とともにミン・ホア社を訪れて,被告がベトナム国内で販売するバルブをミン・ホア社で製造することについて,同社担当者 と打合せをした。被告は,原告のベトナムまでの旅費と宿泊費を負担し,部長職に対応する手当を原告に支給した。原告は,平成23年12月16日頃, 被告がベトナム国内で製造,販売するバルブ(モデル名「VM6(以下略)

(PDF)

http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/655/084655_hanrei.pdf

(裁判所ウェブサイトの掲載ページ)

http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=84655