【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平26 ・11・26/平26(行ケ)10097】原告:(株)ルート ジェイド/被告:日立マクセル(株)

事案の概要(by Bot):

本件は,特許無効審判請求の不成立審決の取消訴訟である。争点は,先願発明
との同一性の有無及び本件発明の進歩性欠如の有無である。

発明の要旨(By Bot):本件特許の請求項1(本件発明)に係る特許請求の範囲の記載は,次のとおりである。

「負極端子を兼ねる金属製の負極ケースと正極端子を兼ねる金属製の正極ケースとが絶縁ガスケットを介して嵌合され,さらに前記正極ケースまた は負極ケースが加締め加工により加締められた封口構造を有し,その内部に,少なくとも,正極板と負極板とがセパレータを介し多層積層されて対 向配置している電極群を含む発電要素と,非水電解質とを内包した扁平形非水電解質二次電池において,前記正極板は,導電性を有する正極構成材 の表面に,正極作用物質を含有する作用物質含有層を有しており,
前記負極板は,導電性を有する負極構成材の表面に,負極作用物質を含有する作用物質含有層を有しており,前記電極群は,前記正極板,前記負極 板および前記セパレータが電池の扁平面に平行に積層されており,かつ前記セパレータを介して対向している前記正極板の作用物質含有層と前記負 極板の作用物質含有層との対向面が少なくとも5面であり,前記電極群内の正極板の作用物質含有層と負極板の作用物質含有層との対向面積が,前 記絶縁ガスケットの開口面積よりも大きいことを特徴とする扁平形非水電解質二次電池。」なお,本件特許公報の図1及び符号の説明を掲記する (なお,この図の負極と正極の対向面は3面である。)。

(PDF)

http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/668/084668_hanrei.pdf

(裁判所ウェブサイトの掲載ページ)

http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=84668