【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平25・3・18/平24(行ケ)10252】原告:タカラバイオ(株)/被告:特許庁長官

裁判所の判断(by Bot):
ア上記(1)認定の事実によれば,本願明細書には,①本願補正発明のポリペプチドは,様々な耐熱性RNaseHIIのアミノ酸配列の間で保存されている部分の配列情報に基づいてクローニングされた遺伝子がコードするサーモコッカスリトラリス由来RNaseHII(TliRNaseHII)であって,RNaseH活性を有することが確認されたこと(実施例8),②PfuRNaseHII(パイロコッカスフリオサス由来のRNaseHII)に対するアミノ酸配列相同性は,PhoRNaseHII(パイロコッカスホリコシイ由来のRNaseHII)が69%,本願補正発明であるサーモコッカスリトラリス由来のRNaseHIIが65%,TceRNaseHII(サーモコッカスセラー由来のRNaseHII)が58%,AfuRNaseHII(アルカエオグロバスフルギダス由来のRNaseHII)が45%であること(実施例10),③一方の鎖にRNAを1つ含む2本鎖DNA