【知財(著作権):著作権及び商標権侵害差止等請求事件/東 京地裁/平27・3・16/平26(ワ)4962】原告:(有)アートステーション 被告:(株)コスミック出版

事案の概要(by Bot):
1請求原因
(1)著作権(持分)に基づく請求(原告ら)
ア原告らの著作権
(ア)原告らは,著作権の保護期間を満了しパブリックドメインとなったディズニーの名作長編アニメーション映画「三人の騎士」(以下「原作映画」という。)につき,日本語吹替え音声及び日本語字幕を付け直した,別紙1原告ら商品目録記載のDVD(以下「原告らDVD」という。)を製作している。 (イ)原告らDVDの日本語台詞の原稿(以下「本件台詞原稿」という。)及び日本語字幕(以下「本件字幕」という。)は,原告アートステーションが著作権を取得した。 すなわち,原告アートステーションは,平成18年3月,著作権
を原告アートステーションに帰属させる前提のもとで,甲i及び甲
ii(当時,両名は2人で組んで仕事をしており,クエストというみなし法人として甲iが税務処理を行っていた。)に原作映画の台詞
翻訳及び字幕作成を依頼し,英語ネイティブが原作映画から聞き取った英語台詞に甲iiが直訳による翻訳を行い,それを基に甲iが日本語台詞を創作し,原告アートステーションの代表者である 甲iiiが監修して,本件台詞原稿及び本件字幕を完成させた。
したがって,本件台詞原稿及び本件字幕の著作者は,甲i,甲ii
,甲iiiの3名であり,原告アートステーションが著作権者となった。

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/037/085037_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=85037