【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平27・4 16/平26(行ケ)10098】原告:(株)コガネイ/被告:SMC(株)

事案の概要(by Bot):
1特許庁における手続の経緯等
(1)原告は,平成12年9月6日,発明の名称を「吸着搬送装置およびそれに用いる流路切換ユニット」とする特許出願(特願2000−269677)をし,平成18年10月13日,設定の登録を受けた(請求項数3。甲21。以下,この特許を「本件特許」という。)。 (2)被告は,平成25年5月8日,本件特許の請求項1及び3に係る発明について特許無効審判を請求し,無効2013−800081号事件として係属した。
(3)原告は,平成25年12月27日,本件特許に係る特許請求の範囲請求項1及び2を削除するとともに明細書を訂正明細書のとおり訂正する旨の訂正請求をし,さらに平成26年2月20日,手続補正書により,上記訂正請求を補正した。
(4)特許庁は,平成26年3月25日,「請求のとおり訂正を認める。特許第3866025号の請求項3に係る発明についての特許を無効とする。」との審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年4月3日,原告に送達された。 (5)原告は,平成26年4月16日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起した。
2特許請求の範囲の記載
本件訂正後の本件特許の特許請求の範囲の請求項3の記載は,次のとおりである。以下,請求項3に係る発明を「本件発明3」といい,本件訂正後の明細書を「本件明細書」という。
【請求項3】上下動部材の先端に設けられた吸着具の吸着面にワークを吸着させてワークを搬送する吸着搬送装置に使用する流路切換ユニットであって,正圧源に正圧流路を介して連通する正圧供給ポート,前記吸着具の着脱路に連通する出力ポート,真空源に真空流路を介して連通する真空供給ポート,前記着脱路に連通する真空ポート,および大気に開放され大気を前記着脱路に供給するとともに前記正圧供給ポートからの正圧空気の一部を排出する大気開放ポートが形成された(以下略)

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/048/085048_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=85048