【知財(特許権):売買代金請求事件/東京地裁/平27・3・27/ 24(ワ)21128】原告:兼松(株)/被告:ソフトバンクBB(株)

事案の概要(by Bot):
本件は,被告との間で物品の売買に関する基本契約(以下「本件基本契約」という。)を本件基本契約に基個別契約をて,ADSLモデム用チップセット及びDSLA
2M用チップセットを被告に納入したが,被告が上記チップセットの売買代金の一部を支払わないと主張して,同契約に基づき,残代金256万8409.18USドル及びこれに対する平成24年6月9日(支払期日後の日)から支払済みまでの商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。被告は,「本件基本契約には,原告の納入する物品並びにその製造方法及びその使用方法が第三者の特許権を侵害しないこと,及び同物品に関して第三者との間で特許権侵害を理由とする紛争が生じた場合,原告の費用と責任において解決し,又は被告に協力し,被告に一切迷惑をかけないこと,原告がこれらに違反した場合には被告に生じた損害を賠償する義務を負うことが規定されているところ,原告の納入した物品及びその使用方法等がウィ−ランインコーポレイテッドの有する特許権を侵害するものであり,かつ,原告が同社との間の紛争を解決することができなかったため,被告は,ライセンス料として2億円の支払を余儀なくされ,同額の損害を被った」旨主張した上,平成24年6月7日付け通知書により,債務不履行による損害賠償債権(損害賠償金2億円及びこれに対する同年3月17日〔ライセンス料支払の日の翌日〕から同年5月30日〔相殺適状日の前日〕までの商事法定利率年6分の割合による遅延損害金245万9016円に係る債権)を自働債権として,原告の売買代金債権と対当額で相殺したとして,原告の請求を争っている。

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/087/085087_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=85087