【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平28・7 19/平27(行ケ)10099】原告:帝人(株)/被告:東レ(株)

事案の概要(by Bot):
1 特許庁における手続の経緯等
被告は,平成8年9月27日,発明の名称を「白色ポリエステルフィルム」とする発明について特許出願(特願平8−255935号。以下「本件出願」という。)をし,平成16年9月10日,特許第3593817号(請求項の数6。以下「本件特許」という。)として特許権の設定登録を受けた。 原告は,平成24年10月26日,本件特許を無効とすることを求めて無効審判請求をした。
特許庁は,上記請求を無効2012−800177号事件として審理し,平成25年6月3日付けで審決の予告をした。
これに対し被告は,平成25年8月6日付けで本件特許の特許請求の範囲及び明細書について訂正請求をした(以下,この訂正請求に係る訂正を「本件訂正」という。)。
その後,特許庁は,平成25年10月3日,「請求のとおり訂正を認める。特許第3593817号の請求項1ないし6に係る発明についての特許を無効とする。」との審決(以下「第1次審決」という。)をし,その謄本は,同月11日,被告に送達された。
被告は,平成25年11月8日,第1次審決のうち,「特許第3593817号の請求項1ないし6に係る発明についての特許を無効とする。」との部分の取消しを求める審決取消訴訟(知的財産高等裁判所平成25年(行ケ)第10303号)を提起した。 知的財産高等裁判所は,平成26年10月23日,第1次審決のうち,上記部分を取り消す旨の判決(以下「第1次判決」という。)をし,その後,同判決は確定した。
特許庁は,無効2012−800177号事件について更に審理の上,平成27年4月7日,「訂正を認める。本件審判の請求は,成り立たない。」との審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月16日,原告に送達された。 原告は,平成27年5月15日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起した。

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/033/086033_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=86033