要旨(by裁判所):
タイ国籍の被告人2名が氏名不詳者らと共謀の上,営利の目的で,覚せい剤を隠し入れた浄水器用フィルター等を機内預託手荷物として預けて航空機に搭乗し,日本国内に覚せい剤を輸入したという事案について,被告人らが上記浄水器用フィルター等に覚せい剤を含む違法薬物が隠匿されているものと現に疑っていたことを示す言動があったとは認められない上,被告人らの弁解によれば,そのような疑いを持つことができなかった特段の事情がないとはいえないから,被告人らに違法薬物についての認識があったと認めることには合理的な疑いが残るとして,被告人らに無罪を言い渡した事例
(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/160/086160_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=86160