【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平28・10 12/平27(行ケ)10263】原告:X/被告:特許庁長官

事案の概要(by Bot):
本件は,特許出願の拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,進歩性判断(相違点の判断)の誤りの有無,実施可能要件の判断の誤りの有無である。

発明の要旨(By Bot):
本件補正後の特許請求の範囲の請求項1記載の発明(本願発明)は,次のとおりである。
「【請求項1】卓球ボールの製造原料を卓球ボールの大きさと一致する球形型に加えて型を閉じ,この球形型を回転成形機に装着し,回転成形機の二つの回転軸の軸線もこの型の球形キャビティの球心を通り,且つ二つの回転軸の軸線が互いに垂直となるようにし,
球形型を同時に上述の二つの回転軸の周りを回転させ,回転速度の範囲を20rpm−3000rpmに制御することによって,型に流動可能な原料が遠心力と自身重力の作用で型のキャビティ内壁に付着され,球殻になり,球形型が回転状態を維持する状態では,原料が固化してから球殻になり,型を開き,離型して球殻を取り出す工程を包含し,前記卓球ボールは,一次成形の中空密封球殻であって,且つ連続的な内表面を有しており,前記卓球ボールの球殻の殻体に如何なる再加工の接合継ぎ目も有しなく,球殻の内表面に見える接合継ぎ目がなく,前記卓球ボールの球殻が基本的に統一的な肉厚を有し,且つ球殻の肉厚の誤差が0.04mm以下であることを特徴とする卓球ボールの製造方法。」

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/195/086195_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=86195