【下級裁判所事件:詐欺未遂,詐欺/名古屋地裁刑5/平28・4 ・18/平27(わ)645】

要旨(by裁判所):
バイク便を営む被告人が氏名不詳者らと共謀の上,氏名不詳者らが電話でうそを告げて現金を送付させようとしたが,電話相手が警察に相談したためその目的を遂げなかったとして詐欺未遂に問われた事案において,検察官の主張する当該犯行以前の氏名不詳者らとの包括的な詐欺の共謀の成立は認められないとした上,警察の騙された振り作戦によって現金入りにみせかけた荷物が発送された後,被告人が当該荷物受け取りの依頼を受けたことなどにより,氏名不詳者らの前記詐欺について共謀を遂げたことになるものでもないとして,詐欺未遂罪の成立が否定された事例

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/210/086210_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=86210