【知財(特許権):特許権侵害差止等請求控訴事件/知財高裁 /平28・9・29/平28(ネ)10039】控訴人兼被控訴人:(株)サカエ/被控 訴人兼控訴人:コージ産業(株)

事案の概要(by Bot):
本件は,発明の名称を「棚装置」とする二つの特許に係る特許権を有する一審原告が,一審被告による原判決別紙物件目録1ないし3記載の各製品(その生産のみに用いる棚板を含む。)の製造,販売等が本件特許1に係る特許権の,同目録1記載の製品(上
3記棚板を含む。)の製造,販売等が本件特許2に係る特許権の侵害に当たると主張して,一審被告に対し,特許法100条1項に基づき上記各製品の製造及び販売等の差止め,同条2項に基づき上記各製品及びその半製品の廃棄を求めるとともに,平成24年2月1日から平成27年3月26日までの特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求として,損害金4億6885万1002円及びうち3220万円に対する平成25年7月18日(訴状送達の日の翌日)から,うち4億3665万1002円に対する平成27年2月28日から,各支払済みまで,民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。原審は,一審原告の請求について,上記各製品の製造及び販売等の差止め,損害賠償請求のうち2億8121万9906円及びうち3220万円に対する平成25年7月18日から,うち2億4901万9906円に対する平成27年2月28日から,各支払済みまで,年5分の割合による遅延損害金の支払を求める限度で一部認容し,その余の請求を棄却した。これに対し,一審原告は,一審原告敗訴部分のうち損害賠償請求に関する部分を不服として控訴し,一審被告は,原判決中一審被告の敗訴部分を取り消し,同敗訴部分について一審原告の請求を棄却することを求めて控訴した。なお,一審原告は,上記各製品及びその半製品の廃棄請求を棄却した部分については不服を申し立てておらず,したがって,上記部分については,当審における審理の対象ではない。

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/255/086255_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=86255