【知財(特許権):損害賠償請求控訴事件/知財高裁/平29・2 28/平28(ネ)10061】控訴人:(一審原告)(株)イクス/被控訴人:(一 審被告)(有)クレモビジョン

事案の概要(by Bot):
(1)本件請求の要旨控訴人は,発明の名称を「画像補正データ生成システム,画像データ生成方法及び画像補正回路」とする本件特許権1(第4681033号)及び「画質調整装置及び画像補正データ生成プログラム」とする本件特許権2(第5362753号)を有するところ,被控訴人の製造,販売,輸出又は販売の申出に係る本件対象物件が本件各発明の技術的範囲に属するとして,被控訴人に対し,主位的に,本件特許権1を侵害した不法行為に基づく損害賠償金2億1000万円の内金2億円とその付帯金の支払を,予備的に,本件特許権2を侵害した不法行為に基づく損害賠償金9004万1096円の内金9000万円とその付帯金の支払を求めた。

(2)本件発明1本件各発明のうち,本件発明1−1及び本件発明2−1の特許請求の範囲(分説後)は,次のとおりである(なお,原審で添字とされているところは,全て通常文字とした。以下同じ。)。 ア 本件発明1−1
A1画像を出力するための信号を表示パネルに供給する信号発生手段と,前記表示パネルにおいて表示された出力画像を撮影する撮像手段と,前記信号発生手段及び前記撮像手段に接続される制御手段と,を備えた画像補正データ生成システムであって,B前記制御手段が,前記信号発生手段に対して,表示パネルの全面に共通する信号値の供給指示を出力する指示手段と,C前記撮像手段から,出力画像データを取得する画像取得手段と,D1前記出力画像データに対し中間的な周波数成分のみを分離するバンドパスフィルタリングを行なうことによって,同出力画像データから高周波成分及び低周波成分を除いたバンドパスデータを算出するバンドパスフィルタ手段と,E前記バンドパスデータに対応した画像補正テーブルを出力する補正データ生成手段とF1を備えたことを特徴とする画像補正データ生成システム。なお,本件発明(以下略)

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/584/086584_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=86584