【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平29・4 12/平29(行ケ)10061】原告:X/被告:(株)マトリックス

事案の概要(by Bot):
1特許庁における手続の経緯等
(1)被告は,発明の名称を「入退室管理システム,受信器および入退室管理方法」(ただし,後記(3)の本件訂正前の名称は「動態管理システム,受信器および動態管理方法」)とする特許第4763982号(平成16年8月5日出願,平成23年6月17日設定登録,請求項の数7。以下「本件特許」という。)の特許権者である。 (2)原告は,平成27年1月30日,特許庁に対し,本件特許について無効審判を請求した(無効2015−800019号事件)。 (3)被告は,平成27年11月11日,特許庁に対し,本件特許に係る明細書及び特許請求の範囲の訂正を請求した。
(4)特許庁は,平成28年1月29日,本件訂正を認めた上,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決をした(以下「本件審決」という。)。 (5)原告は,平成28年3月5日,本件訴訟を提起した。
2特許請求の範囲の記載
(1)本件訂正前の特許請求の範囲の記載は,次のとおりである(以下「訂正前発明」といい,個別に特定するときは,請求項の数字に従って「訂正前発明1」などという。なお,文中の「/」は原文における改行箇所を示す。以下同じ。)。
【請求項1】第1の位置に設けられ,第1特性を有し,IDタグを起動するトリガ信号を出力する,第1トリガ信号発信器と,/第2の位置に設けられ,前記第1と異なる第2特性を有するトリガ信号を出力する,第2トリガ信号発信器と,/前記第1および第2トリガ信号発信器からのトリガ信号に応答して,ID番号を出力するIDタグとを含み,/前記IDタグは,受信したトリガ信号を特定する情報とともに前記ID番号を出力し,/前記IDタグが出力した,トリガ信号を特定する情報およびID番号を受信する受信器とを含む,動態管理システム。 【請求項2】前記IDタグは,前記トリガ信号ごとの異なる特性を記憶する(以下略)

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/763/086763_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=86763