要旨(by裁判所):
控訴人の夫が,自宅寝室で心停止により死亡したことについて,死亡前1か月間の時間外労働時間が約85時間以上であり,これに持病のうつ病による早期覚醒の症状が加わって1日5時間程度の睡眠が確保できない状態になっていたことからすると,うつ病にり患していない労働者が月100時間を超える時間外労働をしたのに匹敵する労働負荷を受けたことにより心停止に至ったものと認められるから,同人の死亡は,過重な時間外労働が主要な要因であり,業務との間に相当因果関係があるとした事例
(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/770/086770_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=86770