【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平30・3 12/平29(行ケ)10040】原告:新日鐵住金(株)/被告:JFEスチール( )

事案の概要(by Bot):
1特許庁における手続の経緯等
?被告は,平成22年9月29日,発明の名称を「熱間プレス部材およびその製造方法」とする特許出願をし,平成23年10月28日,設定の登録を受けた(請求項の数11。甲27。以下,この特許を「本件特許」という。)。
?原告は,平成25年12月12日,本件特許のうち請求項1ないし3及び5ないし11に係る発明について特許無効審判請求をし,無効2013−800225号事件として係属した。 ?被告は,平成26年3月6日,本件特許に係る特許請求の範囲及び明細書を訂正する旨の訂正請求をした。
?特許庁は,平成28年12月27日,本件訂正を認めるとともに,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,平成29年1月12日,原告に送達された。 ?原告は,平成29年2月10日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起した。
2特許請求の範囲の記載
本件訂正後の本件特許の特許請求の範囲請求項1ないし3及び5ないし11の記載は,次のとおりである。以下,本件訂正後の請求項1ないし3及び5ないし11に係る発明を「本件発明1」などといい,併せて「本件各発明」という。また,本件訂正後の明細書を,本件特許の図面を含めて「本件明細書」という。
【請求項1】鋼板表面に13質量%以上のNiを含むZn−Ni合金めっき層を有するNi系めっき鋼板,又は,鋼板表面に10質量%以上13質量%未満のNiを含み,かつ鋼板片面当たりの付着量が50g/m2超えのZn−Ni合金めっき層を有するNi系めっき鋼板を熱間プレスした熱間プレス部材であって,部材を構成する鋼板の表層にNi拡散領域が存在し,前記Ni拡散領域上に,順に,Zn−Ni合金の平衡状態図に存在するγ相に相当する金属間化合物層,およびZnO層を有し,かつ25℃±5℃の空気(以下略)

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/562/087562_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=87562