【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/令2・2・ 20/平31(行ケ)10045】原告:イワツキ(株)/被告:(株)瑞光

理由の要旨(by Bot):

(1)原告(請求人)は,本件発明について,下記の甲1,3〜12,14〜16及び18(以下,下記の文献については,「甲1文献」などという。文献記載の図面は,各文献に係る文献図面目録のとおりである。)に記載の発
7明に基づく進歩性欠如(無効理由1),サポート要件違反(無効理由4)を含む無効理由1〜4を主張した。審決の理由は,別紙審決書(写し)記載のとおりであり,このうち取消事由に関係する部分は,要するに,無効理由1については,本件優先日当時の当業者は,甲1文献に記載の発明との下記相違点1c,5a,22cについて,甲3〜12,14〜16及び18文献に記載された事項を組み合わせることにより容易に想到し得たものではないから,本件発明は進歩性を欠如するとはいえない,無効理由4については,本件発明1の「生理食塩水との接触角が85度以上」との事項に関しても発明の詳細な説明に記載されているから,発明の詳細な説明はサポート要件に適合するというものである。 甲1:特開2007−130134号公報
甲3:安田武夫,「プラスチック材料の各動特性の試験法と評価結果〈5〉」,プラスチックス,日本プラスチック工業連盟,2000年6月,51巻6号第119〜127頁 甲4:牧廣他3名編,「図解プラスチック用語辞典第2版」,日刊工業新聞社,1994年11月27日第2版第1刷,507頁,772〜773頁 甲5:特許庁編,「周知慣用技術集(高分子)」,平成10年7月13日発行,8頁,19〜20頁甲6:「工業大事典17」,平凡社,1962年5月30日発行,23頁 甲7:特表2003−506151号公報
甲8:特開平2−202553号公報
甲9:特開2000−345474号公報
甲10:国際公開第2008/004380号
甲11:実願平1−117534号(実開平3−56429号)のマイクロフィルム
(以下略)

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/249/089249_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=89249