【下級裁判所事件:原状回復等請求控訴,同附帯控訴事件 /仙台高裁3民/令2・9・30/平29(ネ)373】

要旨(by裁判所):
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震が引き起こした津波の影響で発生した福島第一原発事故により旧居住地からの避難を余儀なくされるなどした福島県及び隣接県の住人である一審原告ら(提訴時3864人)が,旧居住地の空間線量率を本件事故前の値以下にすること(原状回復請求)及び平穏生活権侵害に基づく慰謝料等を求めた事案について,原状回復請求は却下したものの,一審被告東電に対して原子力損害の賠償に関する法律3条1項に基づく損害賠償責任を認めるとともに,一審被告国に対して国家賠償法1条1項に基づく損害賠償責任を認め,一審原告らの主張する損害の一部につき,一審被告らに対し連帯して支払うよう命じた事例

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/822/089822_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=89822