【下級裁判所事件:現住建造物等放火被告事件/札幌地裁/ 2・10・22/令2(わ)385】

要旨(by裁判所):
自殺を決意した被告人が,未明に,父母及び弟が現在する自宅の自室に灯油をまいた上で放火し,自宅を全焼させたという現住建造物等放火の事案で,大変危険な犯行であり重い結果を生じさせたものの,近隣家屋への延焼は避けられ,死傷者がいないこと,被告人のアスペルガー症候群が本件犯行に影響を与えたことは否定できないことなどは,被告人に対する非難を一定程度減じる事情といえるとして,懲役3年,執行猶予5年(付保護観察)を言い渡した事例。

(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/845/089845_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=89845