事案の概要(by Bot):
本判決では,原判決で用いられた略語は,そのまま用いる。また,以下では,「第1審原告訴訟承継参加人」を単に「参加人」といい,「脱退前の第1審原告」を単に「第1審原告」という。原判決を引用する部分では,当審での地位に従って,「原告」とあるのを「脱退前の第1審原告」(「第1審原告」)と,「被告備後漬物」とあるのを「第1審被告備後漬物」と,「被告東京漬膳」とあるのを「第1審被告東京漬膳」と,「被告ら」とあるのを「第1審被告ら」とそれぞれ読み替えるものとする。なお,本判決別紙及び別表は,原判決のものと同一である。
2当事者等
第1審原告は,東京都中央区日本橋に所在し,「東京べったら漬」及び「東京ゆずべったら漬」の表示を用い,別紙原告商品等表示目録記載の包装を使用して,大根を麹で漬けた漬物である「べったら漬け」を製造,販売していた会社である。参加人は,第1審原告から新設分割による分割会社として設立された会社であり,第1審原告が営むべったら漬け,生姜,キムチ等の漬物の製造及び販売に関する事業について有する権利義務を承継した。第1審被告らは,「東京べったら」及び「東京ゆずべったら」の表示を用い,被告包装を使用して,埼玉県所在の会社が埼玉県内の工場において製造,加工したべったら漬けを販売している。
3 第1審からの主要審判経過
(1)第1審での請求
第1審原告は,第1審被告らに対して,第1審被告らの行為が,①不競法2条1項13号の原産地等誤認惹起行為に該当する,②同号の品質等誤認惹起行為に該当する,③不競法2条1項1号の不正競争に該当する,④仮にこれらの不正競争行為が認められないとしても,民法709条の不法行為に該当する,などと主張して,不競法3条1項に基づく被告包装の使用等の差止め及び同条2項に基づく被告包装等の廃棄を求めるほか,損害賠償として,主位的に(以下略)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20121029105553.pdf
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