罪となるべき事実(by Bot):
被告人は,平成31年1月20日午前1時52分頃,コンテナ積載のコンテナシャーシを連結した大型貨物自動車(トラクタ)を運転し,福岡市a区bc丁目e番f号岸壁に係留中の貨物船ロールオン・ロールオフ船「X」Bデッキ内において,船首方向から船尾方向に向かい後退進行するに当たり,後方は前記コンテナに遮られて見通しが効かず安全確認ができない上,右後方には笛による合図で自車を誘導するY(当時20歳)がいたのであるから,右後方を目視するなどして同人の動静に注意し,その安全を確認しつつ後退進行するとともに,同人の笛による停止の合図に従って停止すべき自動車運転上の注意義務があるのにこれを怠り,自車右側のコンテナシャーシ上のコンテナ先端と自車に連結されたコンテナシャーシ上のコンテナ先端をそろえることに気を取られ,同人の動静に注意せず,その安全を確認しないまま後退進行し,かつ,自車に連結されたコンテナシャーシの後方には一定の間隔が残るものと軽信して,同人の笛による停止の合図に従うことなく漫然時速約3kmで後退進行を続けた過失により,同コンテナシャーシの後方に移動した同人に気付かないまま同人を同コンテナシャーシとその後方のコンテナシャーシとの間に挟んで強圧するなどし,よって,同人に胸部挟撃外傷等の傷害を負わせ,同日午前4時15分頃,同市a区fg丁目h番i号の甲病院救命救急センターにおいて,同人を前記傷害に基づく出血性ショックにより死亡させた。
(PDF)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/592/090592_hanrei.pdf (裁判所ウェブサイトの掲載ページ)
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=90592