Archive by year 2011

【知財(著作権):損害賠償等請求控訴事件/知財高裁/平23・5・10/平23(ネ)10010】控訴人:X/被控訴人:Y

事案の概要(by Bot):
1 控訴人(原告)は,「廃墟」を被写体とする写真(いわゆる「廃墟写真」)を撮影する写真家であるが,被控訴人(被告)が控訴人撮影の原告各写真と同一の被写体を撮影して被告各写真を作成し,これを掲載した被告各書籍を出版及び頒布するなどした行為は,控訴人の有する原告各写真の著作物の著作権(翻案権,原著作物の著作権者としての複製権,譲渡権)及び著作者人格権(氏名表示権)を侵害する,あるいは,控訴人が「廃墟」を最初に被写体として取り上げた者と認識されることに伴って生じる法的保護に値する利益を侵害する,また,写真集「亡骸劇場」に記載された被控訴人の発言は控訴人の名誉を毀損するなどと主張して,被控訴人に対し,①著作権法112条1項,2項に基づく被告各書籍の増製及び頒布の差止め並びに一部廃棄,②著作権侵害,著作者人格権侵害,名誉毀損及び法的保護に値する利益の侵害の不法行為による損害賠償,③著作権法115条及び民法723条に基づく名誉回復等の措置としての謝罪広告を求めた。
2 原判決は,著作権侵害の主張については,被告写真1〜5から原告写真1〜5の表現上の本質的な特徴を直接感得することができないとして,被告写真1〜5が原告写真1〜5の翻案物であることを否定し,これによりその他の著作権侵害も成立しないとし,名誉毀損の不法行為については,名誉を毀損する事実の摘示がないとして否定し,法的保護に値する利益の侵害の不法行為についても,「廃墟」を最初に被写体として取り上げた者と認識されることによる営業上の利益は,法的保護に値する利益とはいえないなどとして否定し,控訴人の請求をいずれも棄却した。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110512102535.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【知財:損害賠償請求事件/大阪地裁/平23・4・28/平21(ワ)11317】原告:A,(株)ナウデザインハウス/被告:B

事案の概要(by Bot):
本件は,原告らが,被告に対し,被告の行為により信用を毀損されたと主張して,不法行為に基づき,それぞれ損害賠償金500万円及びこれに対する不法行為の日の後である平成21年8月3日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110512083014.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【下級裁判所事件:保険金請求事件/岐阜地裁/平23・3・23/平19(ワ)1127】結果:棄却

要旨(by裁判所):
実質的保険金受取人である者の故意行為によって死亡事故が生じたとして,免責条項により保険金の支払が免責されるとした事例
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110510114431.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【意匠権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・28/平22(行ケ)10401】原告:ニューメディカ・テック(株)/被告:ニューメディカ・テック

事案の概要(by Bot):
本件は,原告が,被告の下記1のとおりの本件意匠に係る意匠登録を無効にすることを求める原告の下記2の本件審判請求について,特許庁が同請求は成り立たないとした別紙審決書の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)には,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
1 本件意匠
出願日:平成21年5月21日
登録日:平成22年3月5日
登録番号:登録第1384352号
意匠に係る物品:浄水器
意匠の形態:別紙審決書(写し)の「別紙第1」のとおりの意匠
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110510113010.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【知財:損害賠償請求事件/東京地裁/平23・4・27/平22(ワ)35800】原告:X/被告:アーネスト(株)

事案の概要(by Bot):
本件は,原告が,被告の商品台紙の裏面に掲載した取扱説明文及び写真並びに同商品のリーフレットに掲載した取扱説明文及び写真は,いずれも原告の著作物である「手続補正書」を複製又は翻案したものであり,被告の上記各掲載行為は,原告の有する本件手続補正書の著作権(複製権,翻案権)及び著作者人格権(氏名表示権,公表権,同一性保持権)を侵害すると主張して,被告に対し,著作権侵害の不法行為による損害賠償請求権に基づき逸失利益200万円及び著作者人格権侵害の不法行為による損害賠償請求権に基づき慰謝料100万円,合計300万円の損害賠償の支払を求める事案である。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110509160553.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【★最決平23・4・26:株式買取価格決定に対する抗告審の変更決定に対する許可抗告事件/平22(許)47】結果:破棄差戻し

要旨(by裁判所):
吸収合併等により企業価値が増加しない場合に消滅株式会社等の反対株主がした株式買取請求に係る「公正な価格」は,原則として,株式買取請求がされた日における,吸収合併契約等の承認決議がなければその株式が有したであろう価格をいう
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502162949.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【知財:職務発明対価請求事件/東京地裁/平23・3・24/平21(ワ)21841】原告:A/被告:ソニー(株)

事案の概要(by Bot):
本件は,被告の元従業員である原告が,被告に対し,原告が被告に在職中に発明した光集積回路の職務発明について,その特許を受ける権利を被告に承継させたとして,特許法(平成16年法律第79号による改正前のもの。以下「改正前特許法」という。)35条3項に基づき,上記承継の相当の対価と主張する金7億3751万5000円の内金1億円及びこれに対する平成21年1月9日(原告が被告に対し,上記承継の相当の対価の支払を請求した日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502142238.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【下級裁判所事件:損害賠償請求事件/大阪地裁7民/平23・1・20/平19(ワ)4860】

要旨(by裁判所):
強盗致傷の罪で起訴されたものの無罪判決が確定するなどした原告らが,捜査及び公訴提起の違法性等を理由に国家賠償を求めた事案について,警察官による取調べが違法であったなどとして請求の一部を認容した事例。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502134035.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<報道>
msn産経ニュース:「取り調べ時に暴行・誘導」 大阪地裁所長襲撃の国賠訴訟、地裁が府に1500万円賠償命令 (2011.1.20)

<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【知財(その他):却下処分取消請求控訴事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・28/平22(行コ)10006】控訴人:インヴィトロジェン ダイナル エーエス/被控訴人:国

事案の概要(by Bot):
1 控訴人(原告)は,「域内市場における調和のための官庁(商標及び意匠)」(Office for Harmonization in the Internal Market,OHIM)出願を基礎とするパリ条約による優先権主張をして我が国の特許庁に意匠登録出願(本件出願)をしたところ,その優先権証明書提出書(本件提出書)に係る手続について,意匠法15条1項,特許法43条2項所定の優先権証明書が添付されておらず,不適法な手続であり,補正をすることができないものとして,意匠法68条2項,特許法18条の2第1項の規定により同手続を却下する旨の先行処分を受けた。控訴人は,上記手続については補正(原本の追完)が認められるべきであり,補正の機会を与えずに同手続を却下した提出書却下処分は違法である旨主張して,異議申立てをした上で,優先権証明書の原本を添付した手続補正書を提出したが,この手続補正書に係る手続についてもこれを却下する本件処分を受けた。本件訴訟は,この本件処分の取消請求である。
2 控訴人が先行処分の取消しを求めて別件訴訟(東京地方裁判所平成21年(行ウ)第540号)を提起しているところ,原判決は,仮に別件訴訟において提出書却下処分を取り消す旨の判決が確定すれば,後続する本件処分については,その前提を欠くものとして失効するか,少なくとも,処分行政庁である特許庁長官は,不整合処分である本件処分を職権により取り消す義務が生じることになると解され,その結果,本件提出書に係る手続につき手続補正があったものとして取り扱わなければならなくなるから,別件訴訟とは別に,本件処分の取消しを求める訴えの利益がないとして,本件訴えを却下した。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502105254.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【知財(その他):手続却下処分等取消請求控訴事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・28/平22(行コ)10005】控訴人:インヴィトロジェン ダイナル エーエス/被控訴人:国

事案の概要(by Bot):
1 控訴人(原告)は,「域内市場における調和のための官庁(商標及び意匠)」(Office for Harmonization in the Internal Market)出願を基礎とするパリ条約による優先権主張をして我が国の特許庁に意匠登録出願をしたところ,その優先権証明書提出書(本件提出書)に係る手続において,意匠法15条1項,特許法43条2項所定の優先権証明書を提出しなかったとして,意匠法68条2項,特許法18条の2第1項の規定により同手続を却下する旨の本件処分を受けた。本件訴訟において控訴人は,優先権証明書の提出期間内にその一部の写し等を提出していることなどからすれば,補正(原本の追完)が認められるべきであり,補正をすることができないものとして同手続を却下した本件処分は意匠法68条2項,特許法18条の2の規定に反する違法なものであると主張して,その取消しを求めるとともに,上記処分に対する異議申立てを棄却した本件異議決定についても,その後の手続補正書(優先権証明書の原本添付)の提出により瑕疵が治癒されたことを考慮しない違法なものであると主張して,その取消しを求めた。
2 原判決は,控訴人が期間内に提出したのは優先権証明書の一部を複写したものとその訳文であって,優先権主張のための手続として提出を要求されている優先権証明書の原本そのものを提出しなかったのであるから,本件出願についての優先権主張は効力を失い,また,期間経過後に優先権証明書の原本の提出による手続補正を認めることは,特許法43条2項,4項の規定の趣旨を没却することになるから,本件提出書に係る手続の瑕疵は,重大な要件の瑕疵であり,これを補正することはできず,したがって,同手続を却下した本件処分に違法はなく,本件異議決定にも違法はないなどとして,控訴人の請求をいずれも棄却した。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502104743.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【下級裁判所事件:損害賠償請求事件/大阪地裁13民/平23・4・15/平22(ワ)1818】

要旨(by裁判所):
警察官が捜索差押え時に撮影された被疑者の手錠姿の写真を紛失して第三者の目に触れ得る状態にしたことが,被疑者に精神的苦痛を与えるものであって違法であるとして,被疑者からの国家賠償請求が認められた事例。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502091627.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<報道>
msn産経ニュース:手錠姿の写真紛失で大阪府に賠償命令 大阪地裁 (2011.4.15)

<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・26/平22(行ケ)10331】原告:(株)フジ医療器/被告:ファミリー(株)

事案の概要(by Bot):
 本件は,被告の特許権について原告からの無効審判請求を成り立たないとした審決の取消訴訟である。争点は,進歩性(容易想到性)の有無並びに分割要件違反,補正要件違反及び記載要件違反の有無である。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502085923.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・26/平22(行ケ)10312】原告:(株)フジ医療器/被告:ファミリー(株)

事案の概要(by Bot):
本件は,被告の特許権について原告からの無効審判請求を成り立たないとした審決の取消訴訟である。争点は,進歩性(容易想到性)の有無並びに分割要件違反及び補正要件違反の有無である。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502085316.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・26/平22(行ケ)10277】原告:(株)フジ医療器/被告:ファミリー(株)

事案の概要(by Bot):
本件は,被告の特許権について原告からの無効審判請求を成り立たないとした審決の取消訴訟である。争点は,進歩性(容易想到性)の有無並びに分割要件違反,補正要件違反及び記載要件違反の有無である。
発明の要旨(By Bot):
本件発明は,椅子型のマッサージ機に関する発明で,請求項の数は前記のとおり4であり,請求項1ないし4の特許請求の範囲は以下のとおりである。
【請求項1(本件発明1)】「座面部の前部にフットレストを備えた椅子型マッサージ機であって,前記フットレストは,脚の背面が対向する内底面と,前記内底面の左右両側にあって脚の左右外側面が対向するよう立設された対向内側面と,左右両側の対向内側面の間にあって脚の左右内側面が対向するよう立設された分離丘と,前記内側面の足先側にあって足裏が対向するよう立設された足裏支持ステップと,を有し,前記フットレストは,ふくらはぎに対するマッサージ動作を行うふくらはぎ用マッサージ駆動部を備えているとともに,当該フットレストを垂下させて前記足裏支持ステップが水平となるように前記座面部の前部に揺動可能に取り付けられ,前記足裏支持ステップは,前記分離丘によって左右に区切られ,前記分離丘によって左右に区切られた前記足裏支持ステップの左右のそれぞれの領域には,内部に空気が供給されることで伸長して足裏を指圧するマッサージ駆動部としてのエアセルが設けられ,前記フットレストを垂下させて前記足裏支持ステップが水平となっている状態で,前記座面部に座っている使用者が,お尻から太ももの範囲を前記座面部に接触させたまま,膝を曲げて前記足裏支持ステップに足裏を載せたときに,当該フットレストの前記座面部よりの端部において前記対向内側面と前記分離丘との間に脚が位置して,前記ふくらはぎ用マッサージ駆動部によってふくらはぎへのマッサージが行えるように構成されていることを特徴とする椅子型マッサージ機。」
【請求項2(本件発明2)】「前記座面部内部には,マッサージ駆動部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の椅子型マッサージ機。」
【請求項3(本件発明3)】「左右の対向内(以下略)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502083935.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・26/平22(行ケ)10252】原告:タッチパネル・システムズ(株)/被告:特許庁長官

事案の概要(by Bot):
本件は,拒絶査定を不服とする審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。
争点は,発明の詳細な説明は本願の請求項1〜11に係る本願発明につき旧通商産業省令で定めるところによる記載がなされているか,本願発明は発明の詳細な説明に記載されているか,発明の詳細な説明は本願発明を当業者が実施することができる程度に明確かつ十分に記載しているかである。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110502083302.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【下級裁判所事件:損害賠償請求事件/さいたま地裁1民/平22・12・16/平18(ワ)987】

要旨(by裁判所):
1 歯科医院での治療中に患者が局所麻酔剤を原因とするアナフィラキシーショックにより死亡したことについて,歯科医師である被告に患者の観察等によりバイタルサインを確認すべき注意義務を怠った過失があるとされた事例
2 被告が上記患者につき上記注意義務を尽くしていれば患者が死亡時において生存していた相当程度の可能性があったとして不法行為に基づく損害賠償が認められた事例
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110428171355.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【下級裁判所事件:損害賠償請求事件/さいたま地裁5民/平22・5・28/平19(ワ)3086】

要旨(by裁判所):
119番通報を受けた消防職員の対応や,火災現場における消防職員の人命検索活動,火災発生後に消防職員が遺族に対して行った説明について,国家賠償法上違法であるとはいえない,あるいは,消防職員に過失があるとはいえないとして,市に対する国家賠償請求を棄却した事例。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110428170448.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【知財(商標権):損害賠償等,損害賠償反訴請求控訴事件/知財高裁/平23・4・27/平22(ネ)10085】控訴人:(株)シンプルシステムズ/被控訴人:(株)ジャングル

事案の概要(by Bot):
〔原審本訴事件〕
原告は,被告に対し,①携帯電話の内部メモリ編集ソフトの開発・販売に関する契約(本件契約)に基づき被告が販売した製品(携帯マスター17)に係る未払ロイヤリティ279万1058円の支払,②原告と被告との間で締結したNEC向け製品(携帯マスター9forNEC)のライセンス契約に基づく未払ライセンス料253万9834円の支払,③主位的に本件契約上の債務の不履行(販売努力義務違反)による損害賠償請求として9278万3091円の支払,予備的に被告が本件契約を突然終了させたことが信義則上の義務に違反するものであり,これにより原告が次期バージョンの製品(携帯マスター18)に係る開発費用相当額の損害を受けたとして,4808万8485円の支払,④主位的に別紙1商標目録記載の商標権(本件商標権)の移転登録手続,予備的に本件契約の終了に伴う信義則上の義務に基づき,本件商標権の経済的価値の2分の1に相当する金員(補償金)として7113万3225円の支払,⑤本件商標の使用差止めを求めた。
〔原審反訴事件〕
被告は,原告に対し,①携帯マスター9について,原告の不注意により著名タレント2名の肖像を含む画像データ(写真)が無断で格納されていたため,その発売前の回収や事後処理等を余儀なくされたとして,本件契約上の債務不履行による損害賠償請求として,6976万0493円の支払,②携帯マスター17の返品に伴う精算金として,2398万0800円の支払を求めた(なお,被告は,本訴請求に対し,反訴請求②を自働債権とする相殺の抗弁を主張し,反訴請求②は,本訴において相殺の自働債(以下略)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110428160142.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【商標権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・21/平22(行ケ)10406】原告:ボーテ プレスティージュ アンテルナショナル/被告:特許庁長官

事案の概要(by Bot):
本件は,原告が,下記1の商標登録出願に対する下記2のとおりの手続において,原告の拒絶査定不服審判請求について特許庁が同請求は成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)には,下記4のとおりの取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
1 本願商標
国際商標登録出願日(事後指定日):平成18年(2006年)4月28日
出願番号:国際登録第652943号(マドリッド議定書による基礎登録:平成7年(1995年)9月7日,フランス)
商標:別紙の立体商標
指定商品:第3類「Bleaching preparations and other substances for laundry use; cleaning, polishing, scouring and abrasive preparations; soaps; perfumery goods, essential oils, cosmetics, hair lotions; dentifrices.」(洗濯用漂白剤その他の洗濯用剤,清浄剤,つや出し剤,擦り磨き剤及び研磨剤,美容製品,せっけん,香料類及び香水類,精油,化粧品,ヘアーローション,歯磨き)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110428153621.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More

【特許権:審決取消請求事件(行政訴訟)/知財高裁/平23・4・27/平22(行ケ)10365】原告:(株)システムインテグラ/被告:特許庁長官

裁判所の判断(by Bot):
当裁判所は,原告主張の取消事由はいずれも理由がなく,審決に取り消すべき違法はないものと判断する。その理由は以下のとおりである。
1 取消事由1(引用発明の認定の誤り)について
 原告は,「引用例1には,『前記ブレーカの設定電流を超える電流が流れることを防止し,それによりさらに前記ブレーカの前記動作による重要負荷の停電を防止する負荷制御装置』が開示されているというべきであり,引用発明について,『前記ブレーカの前記動作による重要負荷の停電を最少にする負荷制御装置』とした審決の認定には誤りがある。」と主張する。しかし,原告の主張は,以下のとおり失当である。
(1)認定事実
 引用例1には次の記載がある。
ア「2.特許請求の範囲複数の負荷に対する給電電流を検出する変流器と,この変流器の検出電流が所定時間継続して設定値を越えたことを検出する検出回路と,この検出回路の検出動作に応動して動作し,かつ上記負荷を重要負荷および所定順位の一般負荷に区分して高順位の一般負荷から低順位の一般負荷へ順次に給電を断つとともに高順位の一般負荷に対しては所定時間後に自動的に再投入し,低順位の一般負荷に対しては手動でのみ再投入を許容する制御回路とを具備する負荷制御装置。」(1頁左下欄4行ないし15行)
イ「本発明は,複数の負荷を有する配電系統において合理的な給電を行なうことのできる負荷制御装置に関する。」(1頁左下欄17行ないし19行)
ウ「このようなものでは上記ブレーカMCBの設定電流が30Aとなつている場合,実際には40A程度で動作することが多い。このために特に集合住宅等の場合幹線の配線サイズに大きな余裕を考えなければならない。さらに上記ブレーカMCBの動作時には全ての給電が断たれるために,たとえば照明系統等の重要な負荷系統も停電してしまう問題があつた。」(1頁右下欄13行ないし20行(以下略)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110428152541.pdf



<裁判所ウェブサイト>
掲載ページ
<検索>
事件番号・事件名・当事者名をキーワードにしてgoogleで検索する

Read More